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すかいねるの長期投資備忘録

経済的自由の夢を見るためコツコツとインデックスファンドを買って寝ていこうと思います。

「無リスク資産」「元本保証」って本当に安全資産なの?

投資についての考え方

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“Money Set Alight” by Images Money is licensed under CC BY 2.0

 

一般的に、投資をする時にはある程度の安全資産を確保した上ではじめるべきといわれています。

それ自体には全く異論はありません。下がっているときに投資している資産を取り崩すのは、結果的に失敗だったということですから。

 

しかし、「安全資産」って一体何なんでしょうか。それを持っていれば価値が保証されるのでしょうか。元本保証がある現預金や、個人向け国債、国内債券クラスの資産が該当するとされてますね。無リスク資産といわれることもあります。

 

そもそもリスクって何のこと?

 

金融商品取引法によれば、金融商品の販売時には、リスクに関する情報を説明する義務があります。我々が投資信託を買うときにも目論見書が交付されますし、そこにはきちんと投資をすることによるリスクが記載されています。商品説明のウェブサイトにも記載されています。

一例として、私が投資している「たわらノーロード 先進国株式」から引用してみます。

 

ファンドのリスク

当ファンドの基準価額は、ファンドに組入れられる有価証券の値動き等による影響を受けますが、これらの運用による損益は全て投資者の皆さまに帰属します。また、外貨建資産に投資する場合には為替変動の影響を受けます。したがって、投資者の皆さまの投資元本は保証されているものではなく、下記の変動要因により基準価額が下落し、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
また、投資信託は預貯金と異なります。

<当ファンドの基準価額の変動要因>*基準価額の変動要因は、下記に限定されるものではありません。

株価変動リスク
株式の価格は、国内外の政治・経済情勢、発行会社の業績・財務状況、または市場の需給や流動性等の影響を受けます。
当ファンドは、実質的に株式に投資をしますので、株式市場の変動により基準価額が上下します。
為替リスク
当ファンドは、実質組入外貨建資産について原則として対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。
このため為替相場が当該実質組入資産の通貨に対して円高になった場合には基準価額が下がる要因となります。
信用リスク
当ファンドが実質的に投資する株式の発行者が経営不安・倒産に陥った場合、またこうした状況に陥ると予想される
場合等には、株式の価格が下落したりその価値がなくなることがあり、基準価額が下がる要因となります。
流動性リスク
当ファンドにおいて有価証券等を実質的に売却または取得する際に、市場規模、取引量、取引規制等により十分な
流動性の下での取引を行えない場合には、市場実勢から期待できる価格どおりに取引できないことや、値動きが
大きくなることがあり、基準価額に影響をおよぼす可能性があります。

(引用元:たわらノーロード 先進国株式(日経新聞掲載名:ノ・先進株式) | アセットマネジメントOne

 

このファンドを買う時には、これらの4つのリスクがあることを認識した上で、納得した上で購入することになります。

国内債券ファンドでも、金利変動のリスクや信用リスクがあるため、同様にその旨が記載されています。

 無リスク資産って本当に無リスク?

さて、それでは一般的に無リスク資産とされている、現預金や個人向け国債はどうなんでしょうか。考えてみます。

インフレリスク

現預金が抱えるリスクとしては、まずはインフレが挙げられますよね。物価上昇によって円の価値が落ちることです。ものさしとして日本円を使っているのでこういう言い方になりますけど、つまるところ日本円の価格変動リスクともいえます。

為替リスク

同じく日本円がものさしになっていますが、外貨と交換するための為替レートが変動するというのも一つの価格変動リスクです。1ドル360円の時代から考えると、円高になっていますから、消費者の立場から考えると有利になったとも言えますが、アベノミクス以降の円安で海外旅行に行った時の負担感が大きく変わったりと、普段意識しないまでも、日本円を持つことによる価格変動リスクは間違いなくあります。

信用リスク・発行体リスク

日本国そのものが危うくなれば、インフレや高金利、円安が予想されると思います。自国通貨を発行していますからいざとなったらデフォルトは回避できると思いますが、その場合も上記のように日本円関連の資産価値は落ちることが予想できます。

これについては実現性は分かりませんが、一つのリスクとして踏まえておいて損はないでしょう。

結局、価格って相対的なものですよね

我々は、普段ものの価値を測るときに日本円を使っています。そのときに、ものが大きくなったり小さくなったりしているのではなくて、ものさしそのものが大きくなったり小さくなったりしている、という視点で考えることは少ないんだろうと思います。

日本の破綻論みたいな話はともかくとして、日々為替レートは動いていますし、海外旅行に行けば日本円の価格変動を嫌でも実感します。

バブル崩壊以降は、日本円で持ち続けることは、資産運用としては正解でした。しかし、これが集中投資だったということを認識していた人は少なかったんではないでしょうか。

普段、無リスク資産といっているものでも、見方を変えれば変動リスクはあるといえると思います。私は、様々な資産を、時期をずらしながら保有していくことが本当の意味で低リスクになると考えて、投資をしています。

すでに投資をしている人にとっては常識レベルの話かもしれませんが、そうではない方にも新しい見方を提供できていれば幸いです。