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すかいねるの長期投資備忘録

経済的自由の夢を見るためコツコツとインデックスファンドを買って寝ていこうと思います。

いつ起きるかは全く分からないけど、いつかは起きるだろう暴落にどう備えるか

投資についての考え方

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“Stock Market Crisis Over” by Wagner T. Cassimiro "Aranha" is licensed under CC BY 2.0

投資していればいつかは暴落に出くわす

昨年は、イギリスのEU離脱国民投票、アメリカの大統領選など、大方の予想(もしくは穏当な方向)とは逆方向にいくようなイベントが起こりました。
結果的には、イベントが盛りだくさんだった割には1年間を通してみると相場としては深刻な暴落も起こりませんでしたし、慌てて投げ売りしたような人はともかく、慎重に様子を見ていたような人にとっては大きな影響はなかったんじゃないかと思います。

ただ、これからも色々な出来事は起こりえると思いますし、その中で、結果的には相場の大暴落というものも起こってくると思います。
基本的に、私は暴落は予想不可能だけど、いつかは確実に発生するというものとして考えています。
そして、発生した後であれば、事後的に何が原因だったかを分析することについても可能なんだとは思います。
例えば、株や不動産の価格が実態以上に上がりすぎた、だとか、金融緩和でジャブジャブ融資されたマネーが焦げ付いた、とかですかね。

 


しかし、バブルがはじける直前っていうのは、逆に言えば最高に儲かっている瞬間なんでしょうから、精神的な面も含めて考えると、自分だけうまいこと逃げるようなことは難しい、というよりほぼ無理だと思います。少なくとも私はプロではない一般人ですからね。
そして、暴落が起こったら全力で買い増せば良いといわれることもありますけど、バブルの頂点が分からないのと全く同じ理由で、暴落のどん底も分からないと思います。

そうすると、私に出来ることとしては、「暴落は絶対に起こる」し、「いつ起きるかなんて絶対に分からない」というのを前提にして、いつ暴落が起こってもそれなりに対応が出来る状態を保ち続けるしかないんだろうと思っています。

 

暴落したときにどのくらいの資産を失うんだろうか


過去のデータをみて、株式へのインデックス投資をしているときに、いわゆる暴落が発生するとどの程度資産が失われ得るか、ということを見てみたいと思います。
データについては「わたしのインデックス」から引用させていただきます。

myindex.jp


また、日本単独で見るのではなく、先進国株式(日本含む)、新興国株式、全世界株式のデータで、円建てのインデックスを参照することにします。日本株を特別な資産とは捉えてはいませんが、日本人としてのリターンは円建てで考えるべきと思いますのでこういった形にしました。
また、データのとりやすさ優先で、1987年12月以降、年次リターンだけで確認しました。

 

確認したのは以下の3つのインデックスです。 

・先進国株式(MSCI WORLD)

新興国株式(MSCI EMERGING)

・全世界株式(ACWI:MSCI AC World Index)

 これらの年次リターンを比較してみると、先進国株式と新興国株式ではそれなりに差はありますが、新興国株式の規模が小さいことが関係しているのか、全世界株式と先進国株式はだいたい同じような動きとなっているようです。

そして、ここ最近での最大の下落幅は、やはりといいますか、この3つの資産クラス全てで2008年に発生しています。
先進国株式が-51.7%、新興国株式が-62.1%、全世界株式では-52.9%となっております。「リーマンショック級」の大暴落で、おおよそ年次で5~6割の資産減に耐えられる状況にしておく必要があると思います。また、このデータは年次ですので、年内でみるとさらに激しく動いている可能性というのも考慮する必要があると思いますが、ともかく一年で半分以上減る可能性を常に頭に入れながら、運用していく必要があるんでしょうね。
また、暴落した後にも目を向けてみると、中央銀行の金融緩和や政府の財政出動といった景気刺激があっての話かもしれませんが、少なくとも最近の暴落は割と戻しも力強いです。長期では右肩上がりでここまできています。まあ、いつの日か資本主義が完全に終わる日がやってくるかもしれませんが、それこそ予測不可能です。

 

資産が下がっている間、どうやって耐えるか?


基本的には、暴落をくらっても、慌てて売らずに耐えていれば報われる可能性は高そうです。つまり、暴落を一切くらわないというのは不可能とすれば、暴落してからしばらくの間、運用資産に手を付けずに耐えることが出来れば大丈夫そうです。毎月、きちんと貯金や積立投資が出来ている家計であれば、当然収入より支出の方が少ないわけですから、臨時出費の可能性を考慮してある程度の生活防衛資金が用意できていれば大丈夫と考えて良いということでしょうか。さすがにそこまで単純な話では済まないでしょうね。


自分の給料が減ったり、下手したら仕事がなくなるかも?

暴落すれば、当然、給与収入や、雇用環境なども不安定になることが予想されます。つまり、持っている資産の値段が下がった上で、収入も減る、下手したら仕事もなくなるというダブルパンチを想定する必要がありそうです。その場合を想定すると、少なくとも失業保険が出るまで耐えられる貯金は最低限必須、欲を言えばもうしばらく耐えられる額が欲しいところです。また、自分がどういった仕事をしているかでも、この辺りの部分は変わってくると思います。私は、割と不況に強いと言われている業界で働いています。なので、一般的な金額よりも生活防衛資金を少なくできると考えています。が、ただでさえ大暴落の想定をしている記事ですからね。仮に「ブラックスワン」として、私の仕事がなくなったとき、私の家計に与える影響は計り知れないです。並みの不況では潰れることを想定していませんから。そこまで考えると、十分な金額、転職がしやすいスキル、そういったものもあわせて総合的に準備するべきなんでしょうかね。難しい話ですが。。。

 

数字の上では耐えられるとして、自分の心は耐えきれるか?

仕事がなくならず、事前予想通り、用意した生活防衛資金で耐えられる程度の規模に収まったとしても、心の問題ってのもありますね。私は、まだ本格的な暴落っていうのにぶち当たったことがありません。去年の前半は割と下がりましたけど、暴落にはほど遠いですよね。正直、これは一回やられてみないと分からないんだと思うんです。そういった意味で、とにかく辛いときはせめて証券口座を「なかったこと」にして、見ないという形で精神的な安定を図れれば良いなと思っています。投信の積立とETF購入の二つを併用していますので、細かい調整はともかく、放置中も積立はできるはずです。あとは上がってくるまでひたすら耐える。生活費に逼迫するようなことがなければ、この手法で何とか行けると思うんですが。実際に起こってみないと分からないところが怖いですけどね。

 

今は調子が良いからこそ、いつ何が起きるか分からないというのは常に頭に置いておきたいかも

リーマンショックが起きて以降、いまのところ暴落という暴落は起こっていません。もちろんこれからずっと右肩上がりなんてことはあり得ないでしょうから、どこかのタイミングで下落するはずです。それが、中央銀行の努力なんかで小さな下落で済むのか、普通の暴落が起きるのか、リーマンクラスの大暴落になるのか。そして、その後の回復、その後の暴落。。。

先の話ですから、何が起きるかは分かりません。今回つらつらと考えたことを実践できるよう、耐えられるだけの資金の準備と、心の鍛錬、そして投資を忘れても積み立てられる仕組みの維持。これくらいは準備しておきたいです。